吉旦日記

きったんの日記

会社の威を借る勘違いおじさん

長い付き合いの友人が引っ越すことになったんです。もともと田舎から修行のために東京のお店(身バレしそうなのでジャンルは内緒)で働いていて、ついに故郷に自分の店を出すことになったというんですね。いや、これはめでたいです。お祝いせねば!

しかも、新型コロナウイルス感染症の影響でもともとの開店予定をすでに1ヶ月以上延期していて、さらに観光客の需要もある程度見込んでいたらしいので、正直オープン直後から予定外の苦戦をするんじゃないかという事情もあって、景気づけをしてやりたいとも思うのです。

そんなときに、共通の友人の一人が「緊急事態宣言も解除されたことだし、引越し前に壮行会をやろう!」と言い出したのです。三密をさけて友人宅の庭(広い!)で自分が食べるものや飲むものはそれぞれ持ち寄って短時間だけの開催です。それで、僕も参加することにしました。

で、会自体はいい雰囲気で終えることができ、遠方に引っ越す友人とも再開の約束をし、僕も楽しかったので良かったのですが。。。

その会で会ってしまったのですよ。そう、会社の威を借る勘違いおじさんにです。友人の知り合いでこれまでも何度か会ったことはあるのですが、まぁめんどくさい。

勘違いおじさんは某大企業のおじさんと下請け企業(そこも一部上場企業だけど)のおじさん二人組なんですけど、下請けのおじさんが大企業のおじさんを常にヨイショしているんです。で、仕事とは関係ないプライベートな集まりだというのに仕事の話ばかりしているので、話しかけてもロクに会話にならないんですよね。

2人だけでやっているんならいいんですけど、下請けのおじさんが僕にも「◯◯さんは(某大企業)の役員で社長の信頼も厚いすごい人だ」とか言ってくるんです。それ言われて僕にどう思えと?

僕は某大企業のサービスのヘビーユーザーなので、直して欲しいところでも伝えたら直してくれるとかですか?少なくとも社外の人間である僕が「えー!◯◯の役員さんなんですか!?すごーい(へこへこ)」とかなるわけないですからね。

会社の名前出して社外で威張る人なんて、自分には仕事以外になにもありませんって宣言しているようなもんだし、会社のイメージに傷をつけているわけでまったくしょーもないんですけどね。この手の会社の威を借る勘違いおじさんってたまにいるんですよね。

そういえば昔、嫁ちゃんと2人でカウンターの居酒屋で飲んでいたときに、たまたま隣り合わせたサラリーマン二人組が同じような勘違いおじさんでした。

おじさんの1人が「うちの会社は社員の待遇も良い優良企業だ」って自慢してきましてですね。資格とか持ってるかって聞かれたのでいくつか答えたら「それだったらうちの会社なら年収◯◯◯万円は硬いのにもったいない」とか言われて名刺もらったんですけど、いや、それだと年収ガッツリ減っちゃうじゃないかっていう。こっちの年収を確認したわけでもないのによく自信満々に言えるなとビックリしました。

まぁ、会社の中での立場なんて一歩会社から出たらなんの関係もないですからね。たぶんこういう勘違いおじさんって仕事関係以外の人間関係が薄くて見えてる世界が狭いんでしょうね。

やっぱり、仕事だけじゃなくて幅広くいろんなことに興味を持って、色んな人と付き合っているような人じゃないと一緒に飲んでも楽しくありませんわ。