吉旦日記

きったんの日記

娘ちゃんにボコボコにされた

三女のたぁちゃんが生まれて嫁ちゃんが家に帰ってきてからもう10日ほど経ちました。黄疸と低血糖の症状があるということでたぁちゃんは未だに病院にいますが、とりあえず命の心配はなさそうですし、自宅では長女のゆうちゃんと次女のみいちゃんと嫁ちゃんと僕の4人でそれなりに平穏な日々を過ごしています。

みいちゃんはまだ1歳で、少しずつ言葉のコミュニケーションもできるようになってはいるものの、まだまだ複雑な会話はできないし、ママの入院の意味やたぁちゃんの誕生について理解している様子はありません。

そんなみいちゃんは、ママが長期的に家にいなかったことでショックを受けたのか、ママの退院後10日も経つのに完全にパパっ子になってしまい、両親が揃っているときにママが抱っこすると拒否して僕の方に来ようとしたり、僕が見えなくなると泣き叫んで必死に呼ぼうとします。そんなわけでみいちゃんのお世話はほぼ僕の役目というか僕にしかできない状態です。

ゆうちゃんはすでに5歳、来年は小学生とあって、今の状況はちゃんと理解していますし、ママの入院前後でお手伝いや自分の身の回りのことは以前よりちゃんとやってくれるようになって成長した感じがします。

ただ、ママは産後最低でも3週間〜1ヶ月くらいは寝て過ごすものです。遊びの相手や休みの日に一緒にお出かけするのはやはり僕でないといけません。

そんな日曜日の話です。

ゆうちゃんが「公園に行きたい」と言い出したのです。コロナ禍のなか、子連れでの外出はしにくくなっていますが、最近は公園くらいはみんな気にせず行っているし、我が家のすぐ後ろには大きな公園があるし、休みの日にずっと家の中にいるより外で体を動かして遊ぶのは良いことだと思い、早速公園に遊びに行くことにしました。もちろんみいちゃんも一緒です。

ゆうちゃんの通う保育園ではもうすぐ運動会があります。ゆうちゃんは運動会で披露する鉄棒の練習をしているらしく、できるようになったばかりの前回りを僕に見せたくてたまりません。

公園につくと一目散に鉄棒に走っていき、「パパ!見てて!」というと鉄棒に飛びつきます。僕はみいちゃんを肩車しながら、その様子を見ていました。

しかし、公園の鉄棒は保育園の鉄棒よりも高く、ゆうちゃんには高すぎるのです。棒を持ってジャンプするものの、うまく飛びつくことができません。そのうち、ジャンプすることが楽しくなったのかテンションが上がって鉄棒の下でぴょんぴょん、ぴょんぴょんジャンプを繰り返しはじめました。

「そんなことしてたら頭打つよ、危ないよ」と声をかけたものの、ついにジャンプした拍子にあごをぶつけてしまいました。そして、打ったあごの痛みと「見てて」と言ったのにうまく前回りができなかった恥ずかしさからか、みいちゃんは「パパのせいであごを打った!」と怒りはじめたのです。

あごが痛いのは可哀想ですが、自分で打ちつけておいて人のせいにして怒るのはよくありません。あごの様子を見たあと「ぶつけたのはパパのせいじゃないよね」と注意をしたのですが、それを聞いたゆうちゃんは「パパのせいだ!パパのせいで痛い!」とさらに繰り返し、「もういい!向こうで遊んでくる!」と行ってしまいました。

仕方がないので、(後でちゃんと話をすればいいか)と思いつつ、ゆうちゃんの姿を見ていたその時です。

「あー!(怒)」という怒りの声とともにポコポコポコ!とすごい勢いで僕の頭に拳が振り落とされたのです。どうやら僕がゆうちゃんをいじめていると思ったみいちゃんが、肩車の状態で僕頭をポコポコ叩き始めたのです。

痛い!やめろ!ああ、でも肩車から落とすわけにいかないし、僕の両手はみいちゃんを支えている状態だし、素直に降りてくれそうにない。そして、僕はみいちゃんにひたすらボコボコにされたのでした。