液体ミルクの「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です」という表示について

液体ミルクというものを買いました。調乳の必要がなくそのまま乳児に飲ませることができるものです。みいちゃんに飲ませてみて問題がなければいくつかまとめ買いして防災グッズの中に入れておく予定です。ちなみに普段使いはしないですね。同じ量で粉ミルクの4〜5倍くらいの金額になりますから(^_^;)

日本では長らく液体ミルクが認可されず、乳児が飲むのは母乳か粉ミルクと決まっていました。それがついに認可され、江崎グリコのアイクレオブランドから日本初の液体ミルク発売となったのが、今年の3月。当時は各メディアで報道され、ネット上でも話題になりました。

まぁ、すでに2ヶ月以上たっているので話題の旬は過ぎていて、ブロガーとしては遅すぎじゃない？って感じですが、そこはほら、ここは僕が思ったこと書くだけの場所なんで！

液体ミルクが発売された頃に、パッケージに書かれた「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です」という表示が話題になりました。母乳で育てたくてもできない親、母乳が出ない母親を苦しめるからということで。確かに母乳を与えたくてもできないというのは辛いものだろうと思います。我が家もそうで嫁ちゃんが苦しんでいるのを見ていたので。

これが問題のパッケージ。矢印のところに書かれています。フォントサイズは小さいもののパッケージ前面の目立つ場所に赤字で書かれていますね。

実は「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です」という表示はこの製品に限らず、粉ミルク・液体ミルクには必ずついています。これは消費者庁の許可を得るために必須事項になっているからです。その元になっているのはWHOの基準だそうです。

なのでアイクレオの現物を見るまでは、メーカーには否はないし、批判されてかわいそうだなぁと思ってました。でも実物を見て印象が変わりました。

アイクレオのは目立たせすぎです。

アイクレオに次いで発売された明治のほほえみの液体ミルク。こちらにも許可表示はありますが、裏面に小さく書かれている程度です。

これは我が家で使っている粉ミルクの許可表示。「赤ちゃんにとってはお母さんの母乳が最良です」と書かれています。しかし、書かれているのは裏面で「許可表示」という表示もあり、見た印象はかなり違いますね。

ちなみにアイクレオもパッケージのサイドに許可表示として書かれています。ルール的にはこれで十分でパッケージ前面に記載する必要はなかったのではないかと思いますし、そうすれば批判もされなかったでしょうけどね。

これだとミルクを作るメーカーが自分たちの製品の役割や顧客の気持ちを考えてなかったから批判されただけだなという気がしてきました。

ただ、こういうので母親が傷つくってのは理想の母親像とかが原因じゃないかと思うし、完全母乳で育てると母親の育児の負担がめっちゃ大きくなってバランス悪い気がするので、表示だけの問題ではないとも思うのですけどね。