吉旦日記

きったんの日記

インフルエンザの感染者数が例年より少ないのは新型コロナウイルス(COVID-19)のおかげなのか?

新型コロナウイルスが話題だから関連記事を書くとアクセスアップでチャンスらしいですよ。そんなことをTwitterで書いた某有名ブロガーさんがいて炎上していましたね。

まぁ、検索からのアクセスもほぼなく、SNSでバズることもない弊ブログには関係のない話です。どのみち新型コロナウイルス対策だの、感染症対策だのの情報に関してはプロの方々というか、専門機関からの情報を見るのが一番で、僕が発信できる情報などあるはずもありません。

しかし、新型コロナウイルス関連でちょっと気になる話題があったので書いてみようと思います。あくまで素人の与太話の類と思って読んでみてください。

毎年11月〜3月はインフルエンザの流行シーズンです。2019年〜2020年にかけての今シーズンでは例年に比べてインフルエンザの感染者数が少ないそうです。それが新型コロナウイルス(COVID-19)のおかげなんて話をTwitterで見かけたのです。新型コロナウイルスの流行でみんなが感染症対策を徹底しているのがインフルエンザの流行を防いでいるというわけですね。

インフルエンザ流行マップ

上の画像は国立感染症研究所で公開されているインフルエンザ流行レベルマップです。左が今シーズン最新で2020年2月10日~2月16日のもの、右が昨シーズンの同時期で019年2月11日~2月17日のもの、たしかに今シーズンのほうが圧倒的にインフルエンザの感染者数が少ないのがわかります。過去数年分を見ましたが、今シーズンは確かに少ない。

厚生労働省の14日の発表でも2010年以来の少なさだといいます。そして、同省結核感染症課は理由を「マスクの着用や手洗いなどを多くの人が徹底した影響の可能性がある」と言っているそうです。なるほど新型コロナウイルスが話題になったおかげでインフルエンザの感染者数が抑えられたということでしょうか。

たしか、今シーズンは例年に比べて1ヶ月近くインフルエンザの流行が始まるのが早くて、昨年末は感染者数も多くて大変だと思っていたのですが、今年に入ってからインフルエンザの話題をあまり聞かなくなってしまいました。

インフルエンザの各年比較

上の画像は東京都感染症情報センターのホームページに掲載されていたものです。赤い太線が今シーズンのデータですね。

これによると今シーズンの前半はいつもより感染者数が多く、今年に入って2〜3週間目くらいから明らかに感染者数が減り、例年に比べると大幅に感染者数が少なくなっているのがわかります。

新型コロナウイルスが発生したのは昨年の12月8日と言われています。WHOに報告があったのが12月31日、発生源と言われた市場が閉鎖されたのが1月1日。1月5日には中国で新型ウイルスによる肺炎が発生しているとの報道があり、16日に日本国内での初感染確認の報道がなされます。そこから徐々に被害が拡大、それに伴ってメディアでの扱いも大きくなり、1月末にはマスク不足が広く報道されています。

たしかに、新型コロナウイルスの発生が日本で報道されるようになった頃からインフルエンザの感染者数が減ったように見えますし、インフルエンザは潜伏期間が1〜3日と短いので潜伏期間による時差も少なそうではあります。

新型コロナウイルスの流行でみんなが感染症に注意するようになってインフルエンザの感染者が減ったというのが事実なら、毎年起こるインフルエンザの流行もみんなが気をつければ防げるってことなんですね。やっぱり、手洗い・うがいをはじめとした基本的な感染症対策は有効だったことがよくわかる話ですね。

beed.hateblo.jp